クラブ運営方針
2025-2026 年度 富⼠⼭吉原ロータリークラブ
会長 和久田惠子
「地域のために 良いことをしよう」
~ クラブのパーパス「存在価値」を高めよう~
国際ロータリーのテーマは「UNITE FOR GOOD 」(良いことのために手を繋ごう)です。
これは、互いの想いをつなぎ、行動することで、地域や世界に希望をもたらそうという呼びかけです。VUCAと言われる不確実性の高い現代において、ロータリーの原点である奉仕の心を、今こそ地域と深く結びつけて実践していくことが求められています。
当クラブは昨年度、創立70周年という大きな節目を迎えました。諸先輩方の長年にわたるご尽力と歴史に改めて敬意を表するとともに、私たちはこれからの10年、20年を見据え、新たな歩みを進めるときに立っています。クラブを存続させていくためには、より元気な地域社会が必要です。クラブとして「地域のために良い事をする」その方向性を決めていくためには、具体的な地域の課題を抽出し、課題解決の一翼を担えるような活動が必要です。
今、地域社会が直面している大きな課題のひとつが「若者の流出」です。進学や就職を機に、地元を離れ戻ってこない――。そんな現実に、地域の活力が静かに失われつつあります。
私たちのクラブは、これまでにも若者支援や青少年育成に力を注いできた実績があります。
次年度は、その活動をさらに前進させ、地域の若者に「このまちで生きる希望」を感じてもらえるような活動を展開してまいります。学校や地域団体、企業との連携を強め、あらゆる視点から若者に寄り添い、持続可能な人づくり、地域づくりに繋げていきたいと考えております。それこそが、地元に貢献するロータリークラブのパーパス(存在価値)であり、富士山吉原ロータリークラブと言えば「若者支援」と言われるようなブランディングの確立になると確信しております。
奉仕活動の原動力は、何よりも会員一人ひとりの知恵と行動力です。
「良いことのために手を繋ごう」という言葉の通り、まずは私たち自身が強く、温かく、しなやかにつながり合うこと。それこそが地域社会と共に生きるクラブの未来を作る第一歩だと信じています。この一年間、皆さまのお力添えを賜りますようお願い申し上げます。